転勤族でワンオペ育児をしていると、避けては通れない引っ越しや帰省の際の長距離移動。
子どもをひとり背負って、あと2人の子の手を引いて、荷物も背負って、一日かけて…。
子連れでの移動は、周囲への神経も使うし、体力も…本当に心身ともに消耗しますよね。。。
7年間あちこち子どもを連れて新幹線で長距離移動する中で、気が付いたポイントを5つ紹介します。
ワンオペ新幹線移動のポイント<1> 出来るだけ荷物は少なく!
子どもを抱っこ・お世話に両手を使わないといけないので、出来るだけ荷物は最低限のものにしましょう。
持っていくカバンは、両手が使えるようリュック+貴重品を入れる斜めがけポーチがオススメです。
子連れだと、途中で泣いた時、オムツ替えなど席を離れることになるので、貴重品のみ身軽に持って歩けるようにしておくと便利です。
ベビーカーはいりませんが、エルゴなどの抱っこ紐・スリングなど抱っこできる道具は必須です!
移動中に利用する最低限のもの以外は、事前に宅急便にて帰省先やホテルなどに送っておきましょう!
私の帰省時の持ち物リスト
貴重品入れ(ショルダーバッグ・斜めがけポーチ)の中
- 切符
- 現金・カード類・家の鍵
- ティッシュ・ハンカチ
- ビニール袋(使用済みオムツ入れたり、エチケット袋になったり、ひとつ入れておくと安心)
- スマホ
リュックサックの中
- オムツポーチ(オムツ3枚程度・おしりふき・使用済みオムツ入れ袋)
- 子どもの着替え1セット
- ハンドタオル
- 電車の中で無音で遊べるもの(絵本・おもちゃなど)
- 子どもの飲み物・おやつ・おにぎり
ワンオペ新幹線移動のポイント<2> 繁忙期の移動は避け、出来るだけ平日のお昼寝タイムに
帰省の日にちを選べるのであれば、夏休み・お正月の帰省の時は、ラッシュを避ける。土日でなく平日に移動する。
新幹線内が混雑していないだけで、移動のストレスがグッと減ります。自由席でも空きが多く、席の確保も席移動も安易です。
また1日の中でも、長時間新幹線に乗らないといけない場合、移動時間を子どものお昼寝の時間に合わせましょう。新幹線内で30分でも静かに眠ってくれるだけで、親の余裕ができます。
新幹線移動スケジュール例
私が、青森〜上野〜千葉、高崎〜金沢〜福井などのルートで移動する時のだいたいのスケジュール例です
- 09:00 家を出て、コンビニでおにぎりなど購入して時間調整。その後バスにて駅へ。
- 10:00頃〜11:00頃発 駅にてトイレを済ませ、新幹線に乗る。
- 車窓を見ながらあれこれ話して、本などの小道具にもそろそろ飽きてきたな〜と思った頃に、お昼ご飯を出して食べさせる。
- 13:30頃 昼寝(1~2時間は寝てほしい。。。)
- 15:00頃 トイレを車内で済ませた後、乗り換え(新幹線→特急や普通電車など)
- 17時すぎの夕ご飯前には実家にたどり着きたい・・・。
ワンオペ新幹線移動のポイント<3> 自由席の方が自由で楽!
ワンオペ移動なのであれば、指定席でなく、自由席での切符購入がオススメです。料金的なメリットもありますが、それ以上に、発車時間にとらわれない、指定された席にとらわれないという大きな2つのメリットがあります。
自由席のメリット<1>発車時間にとらわれない
いざ出かける時になって服を汚したり、おもらししたり…子連れでの移動は、予定通りに進まないのが定石(笑)
指定席で切符を購入してあると、席確保をしなくて良い安心感がある一方、発車時間に間に合わないリスクを抱えることになります。時間に間に合うように、子どもを急かしたり、ダッシュしたり…自分も子どももストレスを抱えて新幹線に乗り込むことになりがちです。
自由席のメリット<2>指定席にとらわれない
指定席切符を事前に購入していても、その席にずっと座っていられるかどうかわからない子連れ移動。
大きな声で泣いてしまった時にデッキに出たり車内を歩いて気分転換させる。
オムツ替えの時、授乳の時に多目的室に行く。
など、子どもの様子によっては席を外している時間が、座っている時間よりも長くなってしまうこともあります。
状況に合わせて、自由に移動できるのが、自由席のメリット。
北陸新幹線かがやきや、東北新幹線はやぶさなど、全席指定の場合もありますが、その他自由席がある場合には、自由席をオススメします。
ワンオペ新幹線移動のポイント<4> いざとなったら「多目的室」に駆け込む
新幹線や特急列車には「多目的室」が完備されているのをご存知ですか?
私も、長子出産の際に地元の友人に教えてもらい、その時初めて知りました。
全国の新幹線には「多目的室」として個室が1つ完備されています。
身体の不自由な方、体調の優れない方が優先されますが、空いていれば、授乳やオムツ替えにも利用できます。
JRおでかけネット(JR西日本) 小さなお子様連れのお客様へのサービス
山陽・北陸新幹線では、全ての列車に「多目的室」を設置しております。「多目的室」のご利用はお体の不自由なお客様が優先となりますが、お体の不自由なお客様のご利用がない場合には、授乳や着替え、お客様の体調の思わしくないときなどにご利用いただけます。ご希望の方は乗務員までお申し付けください。
JRおでかけネット(JR西日本)jr-odekake.net/railroad/service/train/child.html
新幹線・多目的室の設置場所
新幹線車両によって異なります。
切符購入の際に、みどりの窓口で聞いたり、えきねっと(JR東日本)等インターネットの空席照会などで、何号車の車両に設置されているのかを事前に知ることができます。
事前にどの車両に設置されているのかが把握できれば、その車両に近い席を確保するのがオススメです。なぜなら、多目的室設置車両の前後の車両には、子連れの乗客が多いからです。同じような子連れの乗客の方が多いことで安心感もありますし、子どもの声も目立ちにくいです。
多目的室は1つしかありませんので、周りの乗客の方々と譲り合って利用しましょう。
新幹線・多目的室の設備
簡易的なベットにもなるゆったりした座席シートがある場合が多いです。
JR東日本の比較的新しい車両(E7系かがやき・はくたか等・E5系はやぶさ)はゆったりしたスペースで、JR東海の車両(N700Aのぞみ・ひかり等)は比較的狭い印象でした。
新幹線・多目的室の利用方法
車掌さんに声をかけて「多目的室を利用したい」と伝えましょう。
もし、利用中で空いていない場合には、「空いたら声をかけてもらいたい」と伝えましょう。
私の経験では、JR東海の車両(N700Aのぞみ・ひかり等)では、車掌さんが多目的室の鍵をもっており、多目的室まで案内してくださり解錠してくれました。
JR東日本の比較的新しい車両(E7系かがやき・はくたか等・E5系はやぶさ)の場合、車掌さんに声をかけた上で、多目的室が空いていれば自分でドアを開けて利用しました。
車掌さんが解錠してくれる場合、車掌さんがお忙しい場合もあるので、解錠まで比較的時間がかかった気がします。車掌さんが近くを通った時に早めに声をかけたり、あと○分後くらいに利用したいと伝えるとスムーズです。
ワンオペ新幹線移動のポイント<5> 無音で楽しめる要素を事前に仕込んでおく
普段とは違う光景に大興奮の子どもたち…。はしゃぐ気持ちもわかりますが、公共の場では…。
少しでも長時間大人しくしてくれるように…小道具と心身の事前準備が重要です!
音のならないおもちゃや絵本等を用意すること
周りの乗客の方の迷惑にならないように…音のならないオモチャを用意しましょう。
赤ちゃん時代には、歯固めのような口に入れるオモチャを用意していました。
少し大きくなり、ウチの長男は乗り物好きになったので、いつも自分のリュックにミニカーを入れるようにしていました。長女はお絵かきできるオモチャ…など、その子の月齢・年齢、興味関心に合わせた物を用意していました。
今は、長男長女が大きくなり、もっぱら探し絵の絵本(ミッケ!やウォーリー、時の迷路シリーズなど)をそれぞれのリュックに入れるようにしています。
乗車前に体力を使わせておくこと
車内でスーッと入眠してくれるよう、乗車前にできるだけ歩いたりして疲れるようにしておくとベターです。
車窓を楽しめるよう、事前に電車の絵本や地図などを見ながら話し、気分を盛り上げておく
電車の書かれた絵本や図鑑、地図を前日までに読んで、車窓の景色を楽しめるように気分を盛り上げておくと良いです!
ワンオペ新幹線移動をスムーズにするにはスケジュールと事前準備がポイント!
以上、私がこの7年間で20回以上子どもと一緒に新幹線移動をして気が付いたポイントをまとめました。乗車前の事前準備(スケジュール設計・持ち物)をしっかりしておくことが、道中の心理的負担を軽くしてくれることにつながります。事前準備はちょっと面倒ですが、車内で冷や汗をかかないために、念入りに準備することを強くオススメします。
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